パーテーションや間仕切りにお勧めストリングスカーテンを曲線、円形に吊るには
2022年1月7日
ストリングスカーテンのラインビューを、円形や波型に吊りたい、というリクエストはけっこうあります。ラインビューそのものはレールの形に追随するカタチになりますので、そういった場合には下地を建築側で作るか、曲げられるレールを使用することになります。
例えばこちらの物件では、上部はカーテンフック仕様にして通常のカーブレールを使用して取付をしています。注意しなければならないのは、カーテンフック仕様の場合にはフックを1つ1つ挿すごとに少しずつカーテンの巾が縮んでいくので、その余裕を計算してカーテンの巾を決めなければならない、という事です。吊っていって最後に「あっ、巾が足りない…」という事にならないように。。。
こちらはバランスレール(マジックテープのオスが内蔵されたレール)を使用した事例です。
カーテン側にはマジックテープのメスが縫い付けられていますので、レール側がオスになります。予め工場で曲げることが難しい為、現場で合わせながら手で曲げていきます。長いレールは以外と簡単に曲がります。こちらの仕様の場合にはレール寸法ピッタリにカーテンを作っておけば巾が足りなくなることはありません。
こちらもマジックテープです。天井に直に取付け出来ない場合には、サイレントグリス製のレールを使っています。このレールは天井から吊り棒で支えて使用しますのでレール自体しっかりと固いので、現場では曲げられません。ですので、予め決めたカタチに工場で曲げてもらいます。
こちらはカーテンフック仕様なので、現場で丸くまげて施工した例です。各ブース別々に使用する為、片側にマグネットランナーを仕込んできっちり閉められるようになっています。
最後にこちらの事例は、マジックテープ仕様です。
柱周りに綺麗な円形を作らなければならない為、天井付けではありますが、サイレントグリス製のバランスレールを使用し、工場で予め曲げてもらいました。現場で手曲げでは、これほど綺麗にはいきませんから。。
ストリングスカーテン一つとっても、見せ方によってさまざまな納め方、レールの種類などがあります。こんな風に納めたいけど、具体的にどのようにしたらよいか、費用がどのくらいかかるのか、などありましたら、お気軽にお問い合わせください。今までの経験で参考になるアドバイスをさせて頂けると思います。