ラインビューのオンデマンドプリント 最高難度!
2020年1月7日
ストリングスカーテンのラインビューには、紙に印刷するように自由な柄をプリントすることが出来ます。
とはいえ、ストリングスカーテンなので、プリントした柄は透けてしまうのですが、、、
それでも、その透け感を活かした見せ方、というものがあるのです。
京都のある外資系ホテルのロビーに使われた最新の事例です。
こちらは京都の山々を山水画のようにうっすらと見せ、京都らしい、和の世界をストリングスカーテンで表現しています。こうしたボンヤリとした表情は、ストリングスカーテンにはピッタリなんです。
外から眺めたところです。
ガラスに光が反射して見にくくなっていますが、日中はどうしてもこうなります。
でも、日が落ちてきて夕方から夜、建物内の灯りの方がつよくなると、今度ははっきりと柄が浮かび上がってきます。
今回は残念ながらその夜の写真はありませんが、、(汗)
こちらは別の東京都内の物件です。
これはラインビューのオンデマンドプリント史上(といってもまだ数年ですが)最高に難しい物件でした。
なにしろ、柄がうねっていて、さらにグラデーションの色が複雑で、裾は柄に沿ってうねうねとカットしなければならず、そして二重なんです。さらに、部屋の4方ぐるりとこのカーテンで包み込んでいます。
天井の形に添って、2重にベルクロのレールを取付けるので、内側と外側の長さが違います。
部屋をぐるっと取り巻いているので、長さはばっちりと合わせないといけません(!)
最後に全体にスチームアイロンを半日がかりでかけると、綺麗にまっすぐになり、デザイナーさんの思い描いた画に近い形になったのではないかと思います。とても難しい案件でしたが、なんとか無事に納まり、一安心です。
このように、ラインビューのオンデマンドプリントでは、様々な表情をストリングスカーテンに持たせることが出来ます。皆さんのアイデアでどのようなものが出来上がるか、チャレンジしてみませんか。