レザーウォールを家具に組み合わせて使って頂きました!
2020年8月5日
今回は栃木県のある住宅にご採用頂いた事例をご紹介します。設計、施工は小堀建設さんです。
通常、カタログ写真などを見ているとstudioartのレザーウォールは、その名前から壁一面に仕上げとして貼るようなイメージを持たれる方も多いと思いますが、壁に直接貼らずに、造作家具に組み合わせる事例もあります。こちらの物件では、エントランスの収納家具と、ベッドルームにヘッドボードにお使い頂きました。
studioartレザーウォールのパターン貼り(pattern3)タイルの大きさは5cmと2.5cm、表面のレザーはCityという顔料仕上げのもので、色はTerra(イタリア語で大地の意)です。予め家具の方の枠の大きさが決まっていたので、イタリアの工場で大きさを合わせてカットしました。木の色とのコントラストが全体を引き締めています。
次は寝室を見てみましょう。
こちらは菱形のレザータイル「Losange」(ロサンジェ、イタリア語で菱形の意)、表面のレザーはヌバックレザーの「Velluto」、色はMelanzana(メランザーナ、茄子の意)です。
ヌバックレザーは革の表面を擦って起毛させたレザーのことで、表面は滑らかで非常に肌触りが良く、高級感もあります。ベッドルームのような落ち着いたインテリアには良く合うレザーだと思います。ちなみに同じく起毛させたレザーだとスエードレザーがありますが、こちらは革を分割した際の底面(床面)を使用するので、表側(銀面)を使用するヌバックに比べると組織が粗く、見た目の高級感もやや劣ります。しかしながらその柔らかな雰囲気はレザーウォールとしても好まれています。
(こちらはスエードレザーの例です)
レザーウォールは高級品なので、壁一面に使うとそれなりの金額になりますが、今回のように造作家具などに組み合わせた「ちょっと使い」でもインテリアに新たなアクセントを加えることが出来ますので、色々と工夫して使って頂けたらと思っています。