nextepレザーを使ったレザーウォール
2020年12月23日
レザーフロアnextepは床用に鞣し、表面をキズや汚れに強くなるようコーティングされた2mm厚のレザーを使用していますが、もちろん壁に使っても良いわけです。厚みがあるぶん、エンボス加工に深みが出るという意匠面でのメリットもあります。
床に使用する場合はセラミックタイルをバッキングに使用し、全体の強度を出していますが、そのままだと壁に使うには重いので、壁用にはHPL(High Pressure Laminate)を使用します。これはメラミン化粧板のような樹脂を含侵させたセルロース(紙)の複層板で、軽くて硬く、厚みは1mm程度です。
今回の現場ではエンボス柄(エレファント柄)とプレーンのレザーを千鳥格子状に貼っています。水性のボンドではバッキングが水分を含みレザーが反る為、速乾ボンドを使用しました。
壁の左側には天井高さいっぱいの扉が付いていますが、その扉の枠は最小限に小さくして頂き、見切り材を取り付けた上で壁全体が同じ調子の千鳥格子柄になるようにカットしながら納めました。